ソープ遊び  〜第一章〜アンバランスな魅力


02

私は興奮で唾を飲み込み
「それに、その長い三つ編みすごく綺麗だよ」
化粧をしなくても華やかな派手で美しい顔立ち。
張り出した大きな乳房や引き締まったウエストそして女性ホルモンの塊のような大き目のお尻の熟しきった身体のラインにフィットしたCAの制服。
そんな大人の女性の魅力を充分すぎるほど発散していながら、真面目な少女のようにきっちりときつめに編まれた三つ編みは膝裏辺りで黒いヘアゴムで留められ毛先を長めに残している。
「んっ・・ありがとう・・あぁんっ・・・ございます・・・・はぁっはぁ・・・」
麗子は早くも熱い吐息を漏らし始め、組んだ腕にも力が入っている。
「ど・・・どうぞ・・・」
プレイルームの扉を開けて私に入室を促す麗子の顔は明らかに興奮で上気している。
私は先に入ると、麗子は背中にしがみつき、プレイルームの扉は始まりの合図のようにカチャリと小さな音を立て静かに閉まる。
「ずるい・・はぁっはぁっ・・・Jeyさんずるい・・・」
すがりつくように背中に頬を寄せて甘えた声を出し
「いきなり・・あんなこと言われて私・・・」
か細い声で呟く。
「あんなことって?」
私は振り返ると途端に麗子は私に抱き付き
「・・・こと言われて、すごく感じちゃってるの・・・・」
私の胸に何回もキスをしながら消え入りそうな声で懇願するように私を見つめる。
「感じちゃったの?・・何て言われて感じちゃったの?」
私は麗子の顎を右手で軽く上げ、美しいつぶらな瞳を見つめながら
「ねっ、わかるだろ・・・俺だってすごく興奮してる・・だから聞きたいんだ、麗子ちゃんの可愛い声で、どんなことを言われて感じちゃったのか・・・」
麗子は顔を赤らめて
「三つ編みのこと言われて感じちゃったの・・・髪の毛のこと言われて・・・Jeyさんの予約が入ってるから編んだ・・・はぁっ・・私の・・・あぁん・・・私の髪の毛で・・いやらしく編んだ長い三つ編みでJeyに気持ち良くなってもらいたいから・・・・」
そして、少し間を置いてふっ切れたように
「ねぇ、私淫乱でしょ・・・髪の毛いっぱい愛して欲しいから三つ編み編んじゃう淫乱女なの・・・抱いて・・三つ編みのソープ嬢の私にいっぱい出して・・」
色っぽくゆったりと瞳を閉じると私の首に腕を巻きつけ口づけをしてくる。
甘えるように腕を絡めている麗子の三つ編みのあまりの美しさに、興奮を抑えきれずに発した髪の毛への言葉の愛撫だけで感じてくれるばかりか、そのことを口にすることで興奮のボルテージが明らかに上がったようだ。
整った顔にCAの制服の華やかで大人っぽい雰囲気を打ち消すようにきちっと編んだ三つ編みの微妙な幼さがアンバランスな魅力を感じさせて堪らなく色っぽい。
真ん中から左右に分けられて耳の後ろからしっかりときつめに編まれた三つ編みは真面目で少し野暮ったさすら感じさせる髪型で色気とは違う方向のものだが、端整な顔や柔らかい光沢の茶色い髪の華やかな美しさとのギャップが逆に卑猥なセクシーさを強調している。
きっちり編まれた三つ編みの太さは自慢の毛量の多さをあからさまにし、輝くセクシーな栗色は今日も淫らなプレイを予感させる。
そんな気持ちを胸に麗子の熱い口づけに応え私は舌を軽く麗子の唇に押し込むと抱き締めた腕に力を入れ、熱烈なディープキスが始まる。
長い時間をかけゆっくりと唇を味わい、互いの唾液を飲みあう。
その間、麗子は何度となく切なげに甘い息を漏らし、唇を重ねたまま
「んっんっんん〜っ」
と、吐息を乱し膝を震わせて絶頂の証の愛蜜は既に太ももを伝いふくらはぎまで濡らしている。
何回目かの絶頂の後に名残惜しい気持ちを残して唾液の糸を引きながら唇を離し、立っていられないほど感じてくれている麗子をその場にしゃがませる。
麗子はトロンとした目で少し放心しているようだ。
私はキスだけで果ててくれた麗子を見て、例えようのない満足感と、私のために自慢の長い髪の毛を三つ編みに編んでくれた幸福感、そして同時に、今日のこれからの愛し合う時間の期待を感じていた。

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