撮影 〜第二章〜KISS
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麗子が床に飛んだ精液を拭おうと夢中で手を伸ばすがそれを制止すると、
「で・・でも・・ザーメン舐めたいの・・・あんなに沢山・・すごく濃くって・・・」 と、切なげな顔を見せる麗子の前に立ち上がり、口に含んでいた髪を掴み一度口から出して麗子に見せる。 「見てごらんこんなに濡れて・・・・髪の毛でもっと沢山濃い愛を出してあげる・・俺の熱い愛を麗子にいっぱい出してあげる・・・」 言いながらつまみ上げた髪束は、指から5cmくらい下から濡れて束が固まり15cm以上濡れた髪独特のぬらぬらとした輝きを見せている。 「ほら、こんなに濡れていやらしい茶色になって・・・すごくいやらしい・・綺麗な髪が唾液で汚れて・・サラサラの髪をべっちょり濡らして・・・・」 腰掛ける麗子を跨いでベッドに立て膝で向かい合わせになり、髪を見せつけて語りかける。 「すごい・・・」 麗子は潤んだ瞳で唾液で濡れきった自らの髪の毛を見つめて呟く。 「麗子の髪が素晴らしいからだよ・・柔らかくて、サラサラで・・・」 囁くと、麗子はゆっくりと手を伸ばし濡れている部分のすぐ下の乾いてるところを指先で微かに触れる。 私はその手を上から握り、乾いてる髪を麗子に握らせる。 麗子が自分の髪を握っている姿を見るだけで興奮が増していく。 「わかるね・・この柔らかい髪が・・麗子のツヤツヤの髪の毛が俺を欲しがってる・・・髪の毛が俺の唾液を欲しがってる・・」 麗子は私を見つめてうっとりとした表情で 「欲しい・・もっと濡らして・・・」 と、囁く。 「髪の毛舐めていいんだね・・・麗子の髪舐めながら何回も麗子に出していいんだね・・・」 麗子の瞳を見つめながら髪の毛を握っている麗子の手を私の口元に持ってきて濡れている髪を再び同じ形で咥える。 私がキューティクルに逆らわないよう根元から少しずつ引いていくと麗子はそれに合わせて握っていた手を毛先の方へ動かしていく。 髪束は見る見る私の口に吸い込まれ、麗子は口の中に入っていく髪を握りながら髪を舐める私をうっとりと見つめている。 10cmほど口に含み両手で麗子の頬を押さえ、瞳を閉じて半開きの唇に髪を口に入れたまま唇を強く押し当てる。 「んんっ・・・んんっ・・・」 麗子は甘い吐息を漏らしゆったりと首を振り私の首に両腕を回す。 唇が触れた瞬間、麗子は私の口の中に舌を入れて自らの髪を弄(もてあそ)び、私の舌を欲しがる。 口の中は髪の毛の甘い香りと麗子のフェロモンの香りで充満し、濡れきった髪は二人の舌にへばりつき官能的な刺激を与えてくれる。 舌を使って口の中に髪を引きずり込み、私たちは夢中でその髪を舐(ねぶ)り続ける。 ディープキスをしたまま仰向けに麗子を押し倒し、跨いだまま上にのしかかり、左手でサイドの髪留めに留められたテンションのかかった髪を撫で、右手で下ろした髪を麗子の左横に流す。 髪キスをしながら、広がり乱れた髪を何回も撫でて整える。 その間にも麗子は何回か昇り詰めてくれている様子で小さく震え、濃密なフェロモンの香りを口中に発散させている。 私は構わずに口の中で髪の毛と舌を絡ませながら唇を離さずに囁く。 「わかる?・・髪の毛舐めてるから興奮してる・・・」 麗子は小さくうなずき、夢中で舌を求め、私を抱きしめる腕に力を込める。 |