出逢い  〜第五章〜花開いていく


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しばし、髪を堪能させてくれると、
「じゃあシャワー行ってくるわね」
名残惜しげな私に告げて、シャワーに立つ麗子。
今まで恋愛にあまり興味が無かったとはいえさすが女だ、麗子は髪の毛だけで完全に私を手玉に取っている。
ベッドルームに一人残った私は目に焼きついた麗子の美しい髪を思い出している。
『すごかった・・あんなに・・・』
初めて見る、髪を纏めていく過程は私にとって強烈に
『いやらしい・・・』
ものだった。
綺麗な髪が可愛い麗子の手で弄(いじ)られ、変化し、纏められていく。
髪好きの少年だった私にとってどんなに過激なポルノ雑誌よりも強い刺激だ。
朝のホームで麗子を初めて見た時、電車の風圧に舞う麗しい髪の輝きを見て以来、ムクムクと起き上がり勃起し続けている硬直を指で弾きながら思う。
『ずっと勃起しっぱなしだよ・・出しても出しても・・やっぱりオナニーとは違って本物はいいなぁ・・』
童貞を失ったばかりだからそう思うのも無理は無いが、本当は
『麗子を見ているだけで、麗子の香りを嗅ぐだけで、いや、麗子と同じ空間にいるだけで』
勃起し続けているのだ。
それほど、私は麗子に惹かれている。
身体は正直だが、私がそのことに気付くのはもう少し後のことだ。
今は、その若茎を早く麗子の中に挿入したいと、シャワーから出てくるのを待っているのだった。
「お待たせ」
程なく麗子は戻ってきた。
そして、ベッドに腰掛けるとさっきと同じように私に背を向け
「解(ほど)いてみたい?」
と、誘惑をする。
私は興奮で頭の中が真っ白になりそうだ。
憧れの髪を、
『綺麗に纏められたアップの髪を解くことが出来るなんて』
そう思っただけで痛いほどの屹立がビクンッと大きく動くと一気に牡軸に濃厚な愛の証が流入する。
透明だった汁には薄い白濁が混ざり茎を伝う。
『ヤバいよぉ・・髪に触ったら絶対出ちゃう・・・』
裸のままベッドに座って股間にバスローブを掛けていたのに不自然にバスローブの袖を通す。
股間を隠し
『まぁこれで出ちゃってもバレないよな』
と、考えている。
「ねぇ・・解いて・・・優しく・・髪を自由にして・・・」
待ちきれない様子で麗子がベッドに上がり背を向けたままねだってくる。
私は興奮で震える手で憧れのポニーテールを折り返した柔らかい輪に触れる。
ツヤツヤな光沢を蓄え、緩やかなカーブを描き首の付け根付近の長さで内側に折り返された丸い髪束。
それは、ふんわりとした柔らかさに適度な重さ、しなやかな手触り、全てが私の手のひらの感覚に訴えかける。
「あぁ・・なんて素晴らしいんだ・・・麗子・・最高だ・・・」
恍惚の表情で独り言のように呟く。
私は結び目のヘアゴムに手を掛け、まず毛先をヘアゴムの輪から抜いて低めのポニーテールに戻す。
不器用に解かれ緩み下がった結び目は、ポニーテールと言うよりひっつめ髪と言った方がぴったりくる。
そして、そのひっつめ髪を解こうとさらにゴムを広げようとすると
「待って・・・」
麗子が止める声を上げた。
『早く解きたい・・下ろして広がる瞬間を見たい・・』
と、焦っていたか?
私が手を止めると、麗子は振り返る。
「あっ・・あ・・」
振り向いた時に手から離れた髪を私は慌てて追い求める。
麗子は構わずに私のバスローブのベルトを解き胸元を開け広げる。
当然、上を向いた若茎も露出される。
麗子はマジマジとそれを見つめて
「すごい・・こんなに硬く大きいなんて・・・」
と、感嘆の声を上げる。
私はあまりに自然な一連の流れに止める間も無く
「あぁ・・な・・何?・・」
と、間抜けな声を出すのみだ。
「Jeyに気持ち良くなってもらいたくて・・・」
と、麗子は髪に触れて勃起している私に、積極的な言葉を投げかける。

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