出逢い  〜第四章〜一番大事なものを・・・


18

すると、麗子は急に真顔で
「でも、まさか髪だけが目当てじゃないよね?・・・」
「まさか、もちろん髪に惹かれたのは事実だけど、綺麗な髪の麗子が好きなんだよ」
「良かった・・・本当に信じていいのね?・・・」
「だから、もう髪を切るとか言わないでね」
「ほんとにごめんなさい、もう冗談でも髪を切るなんて言わないから・・」
「本当に?」
「うん、好きになった人の好みなんだもん、当然ずーっとロングヘアのままでいるわ」
「本当に?・・うれしいよ麗子・・・」
「で・でも・・できれば今みたいなベリーショートじゃなくもっと伸ばして欲しいな」
「もちろん、もっと伸ばすわ・・Jey好みの女になりたいから・・Jeyの好きなロングヘアになりたいから・・」

”今、思い返しても、腰の上辺り、肩甲骨が半分は隠れる程の長さがあるのに「ベリーショート」などと言う男は普通なら引いてしまうかもしれない。
しかし、妻は
「初めて愛した男の人に尽くしたくて、愛する人の理想の長さまで髪を伸ばし続けたい」
と、思ってくれたのでその言葉もあまり気にならなかったそうだ。
そんな私の思いを聞いて自らも長い髪が好きな妻は、私のためだけにもっと髪を伸ばす決心をしてくれたのだ。
妻は言う
「初めて愛した人、初めてで絶頂まで導いてくれたJeyの虜になってしまったの」
だから、
「Jeyの望むことなら叶えてあげたい、Jeyの言うことなら全て聞きたい」
と、思い
「Jeyが大好きな髪を伸ばすことが愛の証になる」
もちろん、それだけではなく妻自らもロングヘアが好きだったことも幸いし髪の毛を伸ばす決心をしてくれたのだ。”

「幸せだよ麗子、この綺麗な髪を、量の多い髪を、柔らかい茶色い髪を俺のために伸ばしてくれるんだね」
「そうよ、私の髪はJeyのものなの、どれくらい伸ばせばいいの?腰?お尻?ずっと伸ばすの・・伸ばし続けたいの、Jeyの好きな長さまで伸ばし続けたいの・・」
「麗子、嬉しいよ、この綺麗な髪の毛を俺のために伸ばしてくれるんだね?サラサラの髪を・・柔らかい髪を・・俺のものにしていいんだね?」
私は綺麗な髪を独り占めできる悦びに興奮を隠せない。
「そう、私の髪は全部Jeyのものなの・・伸ばすから・・Jey好みのロングヘアが似合う女になるから・・でもね・・・」
麗子はにっこりと微笑み。
「でも・・・今の長さでベリーショートならどこまで伸ばせばロングヘアになるのかしら?・・」
悪戯っぽく笑う。
「自分ではセミロングとロングの中間ぐらいだと思っていたんだけどなぁ・・・」
ベリーショートと言われ、やはり多少戸惑いがあるようだが、
「私もロングヘアは好きだからどんなに長くても伸ばすから・・・ね・・・」
笑顔で隠していたのだろう。
「せっかく綺麗なストレートの髪の毛なんだからもっともっと伸ばした方がいいなって・・素晴らしい量の多い髪なんだからもっと伸ばしてほしいなって・・麗子はどれぐらいまでだったら伸ばしてくれる?」
私は真剣に説得をするつもりで麗子に言う。
「Jeyの好きな長さまで伸ばすわ・・お願い言って・・どれだけ伸ばせばいいの?・・・・Jeyが伸ばしてほしい長さが私の伸ばしたい長さだから・・・だから・・長い髪の私を愛してほしいの・・私の髪は一本残らずJeyのものなの・・だからお願い・・・」
麗子も真剣な表情で瞳を潤わせすがりつく。
「嬉しいよ麗子、伸ばしてくれるんだね・・俺のために美しい髪を・・サラサラで柔らかい自慢の髪を・・・麗子、お願いだ足首まで伸ばしてほしい・・麗子の綺麗な髪を身長と同じ位まで伸ばしてほしいんだ」
「足首・・・」
麗子は返事に詰まってしまった。
「いや・・・だよね?・・・・」
麗子は黙ったまま、少し不安げな顔
『いくらなんでも足首は調子に乗りすぎた、そんな変態に付き合ってられないだろうな、どうしよう・・・』
私の心は焦る。

”しかし、後で分かったことだが妻の不安は違っていた、私の望みどおりに伸ばしたい、でも
『そこまで伸ばして同じボリュームを保てるかしら・・・先細りしてJeyに嫌われたらどうしよう・・』
なのであったそうだ。
でも、これは伸ばしてみなくてはわからない、自慢の健康な量の多い髪に賭けてみようと心に決めてくれたから、今の妻の長い髪の毛があるのだ。
事実、妻は生まれてから一本の枝毛も切れ毛も無い。
当時の同級生や美容室のお姉さんも羨む超美髪なのだ。
更に妻は明かす。
一旦伸ばすと決めると、愛する男のために髪を伸ばしたいなんて、自分は
「なんていやらしい女になったんだろうと思ったの」
長い髪が大好きな彼氏のために、髪を伸ばして悦んでもらえる嬉しさはもちろんあるがそれ以上に
「Jeyの望むロングヘアになった時にはもっともっとJeyにいっぱい愛してもらえる」
そう考えただけで疼き始めた身体は自分でも信じられないほど私が欲しくなって堪らなかったそうだ。
「私の一番大事な髪の毛が愛するJeyのものになれる」
そう想うだけで初めてを捧げたばかりの女孔は愛蜜を湛え、拭いきれていなかった精液と共に蜜壷から
「溢れ出して止まらなかったの」
妻にとって髪の毛を伸ばしたい気持ちは自らの想像以上に破廉恥な思いとなっていたようで、伸ばした髪で愛される自分を想像しながら
『Jeyの大好きな長い髪になる』
と、私の胸に抱かれながら誓ってくれたのだった。”

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