出逢い  〜第四章〜一番大事なものを・・・


16

私たちは充分に息を整えると、名残惜しいが私は麗子から引き抜いた。
普段ならマスターベーション後は小さくなる若茎は一向に鎮まる気配が無いが、あまりの快感に興奮が治まらないのだろう、と思っていた。
男茎は愛蜜に混じった血で所々赤く染まってい、抜いた女壷からはそれに混ざって私の精液が流れ出し、それは処女血で少し赤くなったシーツにドロリと流れ落ちた。
私たちはティッシュで拭い、ベッドに私の腕枕で横になる。
「愛してるよ麗子、本当に俺の彼女だよね」
「もちろんよ、もうJeyから離れられないもん・・・愛してる・・」
「で、もう年は気にならない?」
からかうように聞く
「いじわる・・でも本当はいくつなの?」
甘えるように聞いてくる
「12」
私はあっけなく答える
「えっ12?もしかして中学生かなとは思ったけど・・・中一?」
信じられない、と言った口調で問いただす
「本当だよ、○○年○月○日生まれの12歳、嫌いになった?」
「まさか・・・私の彼氏は12歳か・・・うふふ・・」
と、擦り寄ってくる。
甘える仕草はどっちが年上か分からない。
「大切にしてね」
と、言うと私の胸に顔を埋めた。
「もちろんだよ」
私は麗子の頭を優しく撫でる。
それから二人は色んなことを話した、家族のこと、学校のこと、等々。
すると突然、
「私、髪切ろうかな・・・?」
腕枕する私の胸に抱かれた麗子が真顔で言い出す。
「えっ!?・・そ・そうなんだ」
唐突に出た発言、私は焦って答えにならない。
「どう、似合うかな・・?」
起き上がり、ベッドに座って麗子は後ろ手に髪を纏めると、背中に髪を隠し髪を切ったイメージを作り首を左右にかしげながら上目使いに聞いてくる。
「も・もちろん、可愛いよ・・・」
『まさか、なぜ?』
大好きな麗子の髪が切られてしまうなんてなんとしても止めさせなきゃいけない。
私は完全にパニックになっている。
『もちろん、髪の毛だけが好きになった理由じゃないし、どれくらい切るつもりかわからない。』
『でも、やっぱりサラサラの髪の毛でいてほしい。』
『いいじゃないか、逆にこれで髪の毛で興奮する変態な気持ちも治まるかも。』
『いや、それともこんなに最高の女性と付き合っていながら他の髪の長いだけの女に心変わりしちゃうかも、いやまさかそれはないよな。』
もう、頭の中は混乱して意味不明な自問自答を繰り返している。
しかし、この急な発言は
『俺が髪好きな変態だってバレちゃって、嫌われた?』
今も、腕枕をしながら無意識に麗子の髪を撫でていた私、そんなところから気付かれてしまったか?
『本当のことを言いたい、切ってほしくない。けど、そんな変態嫌われるに決まってる』
まだ、髪フェチなんて言葉を知らない私の心は葛藤する。
「ほんとに!?可愛い?」
『確かに麗子ほど整った顔ならどんな髪型でも可愛いに決まってる、けどやっぱり長い髪がいい』
人の気も知らずに無邪気に微笑む麗子。
「あっ、あぁ・・もちろんすごく可愛いよ・・・」
気持ちとは裏腹に精一杯繕う。

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