出逢い  〜第三章〜初めての二人


08

話が逸れてしまった。
私は麗子の手を取り、気を付けの姿勢のように手を横へ持っていき
「見せてほしい・・こんなに綺麗なんだから恥ずかしがらないで・・大きくて・・可愛いよ・・」
と、真顔で語りかける。
私の真剣な顔に麗子は
「じゃ・・じゃあちょっとだけ・・・あまりジッと見つめないでね・・」
と、ブレザーを脱ぎ落とし、ブラウスの裾をスカートから出し胸をはだけて私の願望に応えてくれる。
「綺麗だ・・すごく・・上手く言えないけど・・・とても綺麗だ」
白い肌を興奮と羞恥で薄桃色に染めて私に言われるがまま立っている。
初々しいその姿はまさに「綺麗」の他に言葉が見当たらない。
「麗子!」
我慢できない私は麗子を抱き寄せる。
胸元の露出した肌にキスをしてブラジャーの上から膨らみの頂点を吸い始め、
唾液で湿らせながら舌で弾くようにブラジャーごと布で隠された乳首を転がす。
「あ〜んっ・・そんなこと・・・はぁ・・だめ・・んくっ・・・お願い・・」
ブラジャーの中の小さなピンクが明らかに興奮で隆起しているのを舌先に感じ、無視して尚も舐め続ける。
舌先にはレースのボツボツとした感触しか感じず、本当は生で乳首を吸いたい私なのだが、ブラジャーの外し方など知るわけが無くそのまま吸い付いたのだ。
しかし、それが麗子にとって焦らされてるような形になったのは怪我の功名だろう。
少しアブノーマルな感じもすることが余計に麗子を感じさせていたのだそうだ。
「ねっ・・だめ・・ここじゃ・・ここじゃいやなの・・・お願い・・許して・・・」
泣きそうな顔で麗子は哀願する。
私はやっと唇を離すと、もう一度強く抱きしめたまま頭から背中に向って髪を撫でる。
「お願い優しくしてね・・・」
抱きしめられた耳元で切なげに囁く。
「うん・・・」
麗子は小さくうなずく私の手を取りベッドルームへと入って行き、ほの暗い照明の中、落ち着けずに物珍しそうに部屋を見回す私をベッドに腰掛けるよう促した。
「先にシャワー浴びてきていい?・・・」
甘える目つきで言うと、スカートからヘアゴムを取り出し手首に巻きつけ、素晴らしい輝きを放つ髪を両手でかきあげ一つに纏める。
纏められた髪束をヘアゴムに通し三回ヘアゴムの輪を折り返してポニーテールを作った。
美しい女子高生が自分の髪をいじる、女らしいその仕草は可愛さと色っぽさを感じて興奮で血液が沸騰しそうだ。
慣れた手付きで器用にいじられ、ポニーテールに変わっていく髪の毛を見て私の硬く屹立したままの若い茎は、はちきれんばかりに血流が集まり脈拍を受けヒクヒクと痙攣をしている。
麗子は大事そうに結ばれている髪を撫でると、チラッと私を見て、髪束を二回ねじる。
ねじりながら髪束を折り返し、結わえているヘアゴムの輪を広げてそれを通しアップの纏め髪にする。
麗子はまるで私に見せるために髪をいじっているみたいだ。
私は凝視したいのを我慢して髪好きだと分からないようにチラチラと見ている。
サラサラのストレートの髪が目の前で鮮やかに纏められ、アップの纏め髪になるのを見ているだけで、私の茎に充満していた若いエキスは出口を求めて殺到する。
髪の量が多い纏め髪は少し大きく、その大きさはさらに私を興奮させ、見ているだけであっけなく再び青臭い液でパンツを汚してしまう。
もうパンツの中に三回も放出している、ネバネバした感触が気持ち悪くてどうなってるか想像したくない。
それでも、一向に治まる気配の無い硬直は若いからというより麗子の魅力に身体が反応しているからだろう。
触らずにイッてしまったことを気付かれないよう祈りつつ、髪を纏め終えジュースを注いでくれた麗子に笑いかける。
麗子はそれに笑顔で返し
「じゃ、お先に浴びてくるね」
と、ベッドルームを出て行った。
私は童貞を失う喜びと不安がないまぜになり落ち着かない。
気持ちを落ち着かせようと
『とにかく、早くパンツを洗いたいなぁ』
と、愚にも付かないことを思いながら麗子が出てくるのを待っているのだった。

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