出逢い  〜第三章〜初めての二人


09

”この時、妻はわざと時間を掛けてゆっくりと身体を洗っていたそうだ。
電車内では人生初のオーガズムを感じてしまった、湿った女の孔の辺りを特に入念に洗いながら
『Jeyって絶対年下よね、どうしよう・・・』
不安になってしまったからだそうだ。
しかし、それは私が思っていたように
『どうせ年下で頼りない』
からでは無い。
『私はもう学校生活も終わるけどJeyはこれから、私の知らない学校生活で彼女が出来てしまったら・・』 とか
『今はいいけど、あと数年もしたらJeyから見たら年上のオバサンになってしまう・・』
『それに、私の就職先は私生活にも厳しいから学生と付き合ってるなんて知られたら別れさせられる・・』
など先行きの不安と
『そんなことより、性への好奇心だけなんじゃない・・・本当は遊ばれてる・・』
些細な不安は広がって私を疑いだしていたらしい。
今でこそ、笑いながら言う妻だが、私は妻を不安にさせていたことが今でも申し訳なく思っている。
しかし、前向きな性格の妻は
『でも、やっぱりJeyが好き、絶対に運命の人だから』
と、
「自分の直感を・・そして運命の出逢いを信じて」
私に全てを委ねてくれる気持ちになったそうだ。”

シャワーを終えた麗子は身体を拭き、ブラジャーは着けずにバスローブを着てベッドルームへ戻る。
入れ替わりに私がシャワーを浴びに出て行く。
すっかり落ち着きを取り戻し、ふっ切れた私は急いでシャワーを終えベッドルームに戻る。
シャワーのついでにパンツを洗ってしまったのでノーパンにバスローブだ。
部屋に戻るとさっきよりさらに照明は暗くなって、麗子はベッドに腰掛けて深く息を吐いて心を落ち着けている様子だ。
私がベッドルームに入ると、麗子は立ち上がりチラリと私を見ると背中を向け、纏めていた髪を解(ほど)く。
後ろ手にヘアゴムの輪を広げスーッと一気に髪束を引き抜く。
流れるように自然な動作で解かれた髪はサラサラと背中に広がり、私はそれを息を飲み凝視している。
心の中では
『すごい!・・ツヤツヤの綺麗な髪が・・纏め髪が一気に・・・量も多いし・・ほんと最高に綺麗だ・・・』
と、賛辞を惜しまないが、髪好きの変態と思われないように押し黙る。
麗子は再びチラリと私の視線を確認するとベッドに腰掛ける。
髪の毛に見とれていた私はあわてて視線を外すと麗子の右隣に腰掛け麗子と手を繋いだ。
一瞬の沈黙、麗子は微かに震えている、私は男らしくしっかりと手を握り
「愛してる」
と、決意を込めて麗子の瞳を見つめた。
「私も愛してる・・絶対幸せにしてね」
と、言ってくれた。
その時妻は
「迷いを捨てて本気でJeyに全てを捧げる」
決心をしたと言う。
私は大きくうなずき麗子を見つめたが、そこからどう動いていいか分からず固まってしまう。
そのまま、倒していけばいいだけなのに、初めてのことなので間が掴めない。
見つめ合う二人に流れる微妙な空気。
私は照れ笑いを浮かべながら
「俺・・初めてだから・・多分下手だけど頑張るから・・」
と、頭を掻きながら話す。
言い訳から入る男のずるさ、しかし、恋する女はそういうところも
「正直な人」
と、好意的に捉えてくれていたみたいだ。
麗子はベッドに横たわり瞳を閉じ呟く。
「私も・・」
私は耳を疑う。
『えっ?・・今何て言った?・・』
こんなに綺麗で可愛い麗子がバージンなんて信じ難い。
でも、なんとなく緊張してる動作はそう言われてみれば確かにうなずける。
いくら中1でもさすがに処女の大切さは理解しているつもりだ。
その大切なものを自分のものに出来る、私は喜びよりもむしろ重い責任を感じる。
「麗子・・絶対大切にするよ・・・だから・・俺と付き合ってくれ・・愛してる・・・」
真剣な顔で言い、麗子の唇に軽くキスをする。
「もちろん・初めて好きになった人だもん・・それにエッチだって・・・・だ・か・ら・優しくしてねっ・・・」
はにかみながらも緊張を隠すためか、無理に明るい声で答えているようだ。
「麗子嬉しいよ、俺の・・俺だけの麗子・・欲しい、全部・・麗子の全てが欲しい・・」
私は仰向けに寝そべる麗子にもう一度キスをする。
今度のそれは舌を濃厚に絡ませあい、互いに唾液の交換をしあう熱烈なものだ。

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