出逢い 〜第三章〜初めての二人
06
エレベーターは55階で止まった、麗子は何も言わずに降りる、その後を黙って付いていくしかなかった。
「ここよ」 インペリアルスィートにカードキーを通し麗子が先に入り、私はただ黙って後から入っていく。 ドアが閉まると、麗子は恥ずかしそうに下を向き黙って立っている。 私も、どうしていいかわからずに(麗子が怒っていると思っていたこともあり)、そんな麗子を見ているしかなかった。 すると、麗子はそんな私に無言で近付くと私の顔を両手で押さえ、いきなりキスをしてきた。 淡いピンクの唇を強く押し付け忙(せわ)しなく首を左右に振りながら、突然で驚いている私の唇に強く押し当ててくる。 一瞬驚いた私も夢中でその唇に自分の唇を押し当てる。 「ばか・・女の子にここまでさせるなんて・・Jey君のばか・・好きなの・・愛してるの・・・」 軽く唇を触れたまま瞳を潤ませ麗子が囁く。 「Jey君の全てが知りたいのに・・Jey君に全てを知ってほしいのに・・・」 半分泣き声で囁かれ私はやっと気付いた。 『俺の全てを受け止めようとしてくれるのに・・年なんて関係ないじゃん・・・馬鹿だ・・俺って・・』 『ここに来た時だって・・怒ってたんじゃない・・本気で俺を・・そりゃ緊張だってするよな・・』 自分が情けなくなる。 「ごめん・・・俺・・・」 そこまで言うと麗子はもう一度私の唇をふさぎ、 「初めてのキスなんだから・・・」 甘く囁いてくる。 私は軽くうなずくと舌をゆっくりと挿入し、麗子の舌を探る。 さっきよりも落ち着いた動きで長い時間舌を絡ませ唾液を交換し合い、強く麗子を抱きしめ肩甲骨半分ほどまでの長さの髪を優しく撫でている。 「あぁん・・・はぁ・・」 と、麗子は切なく甘い吐息を漏らし始める。 「ごめんね麗子さん・・全部教えてあげる・・俺の全てを知ってほしい・・・そして麗子さんの全てを知りたいんだ・・麗子さん愛してるよ・・」 そう言うと、今度は私の方から軽く開いている麗子の唇に自分の唇を重ねていった。 「いやっ麗子って呼んで・・・あなたのものに・・Jeyのものになりたいの・・・」 「麗子・・愛してる麗子・・ほんとに・・ほんとに俺のものに?・・・」 私は麗子にキスをしながら徐々に下に下りていき首筋を強く吸った。 「あふぅっ・・・感じちゃう・・・Jey・・」 抱きしめた手を緩めることなく背中の髪を何回も撫でながら首筋を吸う。 髪と首の間に顔を埋めるようにして吸い付き、充分キスマークを付けて逆側に移る。 こちら側はもう少し後ろのうなじの辺りにキスをしながら、麗子に気付かれないように一緒に髪の毛にもキスをして、そのまま耳たぶを軽く噛む。 「俺のもんだ・・・麗子・・全部俺のもんだ・・」 私は呟きながら一心不乱にキスを続ける。 「んくっ・・あ〜ん・・・Jey・・感じちゃう・・・Jey・・」 麗子は仰け反るように顔を上に向け快感を露にする。 その体勢は制服のブレザーに隠された乳房を突き出すような形になり私は迷うことなくその胸に頬擦りをする。 「麗子・・すごい大きくて柔らかい・・何センチなの?・・この乳房どれだけ大きいの?・・」 童貞の私は二つの膨らみの大きさと柔らかさに感動しているだけだが、思いもよらず軽い言葉責めになっているようで。 「いや〜ん・・んっ・・恥ずかしい・・何センチなんて判らない・・・あんっ・・オッパイ大きくて恥ずかしいの・・」 恥ずかしさのあまり麗子は泣き出しそうな顔になり頬を紅く染める。 ”その当時から妻の胸は大きく、細いウエストのせいもあり、胸の大きさはかなり目立っていた。 後に知ったことだが、妻はそれを少しコンプレックスに感じていたそうで私に乳房の大きさを聞かれてかなり恥ずかしかったそうだ。” 麗子のその切ない表情に私は 『守ってやりたい』 と、いう気持ちと同時に 『もっと苛めてみたい、服従させたい』 と、相反する気持ちが胸の中で交差する。 なんともいえないモヤモヤする気持ちを打ち消すように乳房が潰れるほど麗子を強く抱きしめ頬擦りをする。 「はぁっ・・んっ・・いいの・・あぁ・・」 麗子はされるがままに私の不器用な愛撫を受ける。 私は背中に回していた両手を麗子の肩に動かし強い力で身体を壁に押しやった。 そのまま左手を壁に押しやった麗子の首に滑り込ませ、右手でブレザーの上から乳房を乱暴に弄(まさぐ)り、首に回した左手は優しく髪を撫でる。 ブラジャーの固い感触が伝わる力任せに揉むだけの上手とは言えない乳房への愛撫と、壊れやすい物でも触れるように繊細で柔らかいタッチの髪への愛撫。 麗子は身を任せ、恥ずかしく切ない声を漏らす。 「はぁん・・」 私は本能の赴くままに目の前の美少女の身体を貪る。 優しさと激しさをストレートにぶつける私の幼い愛撫を受け、麗子は深まるばかりの愛情に溺れる悦びを感じているのは間違いなく、喘ぎは徐々に大きくなっていく。 |