愛妻・麗子  第二章〜見られてる〜


08

明らかにフィニッシュが近づいている時のいつもの動きを見て私は、髪の毛を見ているだけで麗子に二度目の終わりを迎えさせてあげようと尚も言葉で髪の毛を愛撫し続ける。
「すごい色っぽいよ・・ツヤツヤの髪の毛を見られて・・・柔らかい栗色の髪を見られただけで・・・いい髪だ・・麗子の髪の毛は最高にいい髪だよ・・・こんなに綺麗な髪を・・こんなに茶色い髪の毛を・・・すごく量が多いストレートの髪・・・足首まで伸ばした最高の髪の毛・・・色っぽいよ・・根元から毛先までいっぱい見てあげるよ・・・」
私は息がかかるほど髪に近づきじっくりと根元から毛先まで凝視をしたり、少し離れて頭から足首まで見事に伸びた全貌を見たり、視線で髪の毛を愛し続ける。
「あっ・・はぁ・・・長いでしょ・・私の髪長いでしょ・・・Jeyのものだから・・一本残らずJeyのものだから長いの・・・・いっぱい愛してほしいから伸ばしてるの・・んっ・・ねぇお願い・・・もう我慢できない・・・イキそうなの・・私だけまたイッちゃうの・・・あぁ〜ん・・髪の毛見られて・・恥ずかしいくらい伸ばした髪見られて・・イクイク・・・」
髪を見られながら髪の毛のことをしゃべる言葉のSEXで麗子は再び法悦を迎えてくれそうだ。
私は最後まで髪の毛への言葉の愛撫を続ける。
「こんなに伸ばしてくれるのもいやらしく髪の毛見られたいからなんだね?・・・髪の毛見られて感じる淫乱女だからなんだね?・・・・」
「あぁっ・・・そうよ・・・あはぁん・・・んくっ・・長い髪見てほしいから・・・髪の毛で感じる淫乱だから・・・あぁ〜〜ん・・・いい・・だめっ・・・・髪見てほしい・・恥ずかしい・・・イク・・・Jey・・・イクーーーっ・・・・」
二度目のフィニッシュを迎えた麗子は硬直し、壁に両手を着いたままうなだれて膝が笑うように微かに震えている。
長い髪は左右の肩からサラサラと前へ流れ落ち、毛先は床に広がる。
足元の床に出来た愛の泉には麗子の終わりを告げる滴がポタッポタッと滴り落ちて、床に小さな水溜りを作る。
さすがに今度は前へ流れ落ちた髪を背中側へ持ってくるほどの余裕はないのか、立っているのがやっとのように腰はふらつき、 乱れた吐息で肩は大きく揺れている。

”「髪の毛」
私たちにとってその単語はどんなに下品で猥褻な言葉よりも淫靡でいやらしい意味合いを持つ。
妻の髪の毛フェチの私にとってこの言葉は女の性そのものと言っても良いほどいやらしくそして神々しい。
そして、髪が一番の性感帯の妻にとっても、普通の女性が「おま○こ」と口にしているのと同じ、いや、それ以上に恥ずかしい事なのだ。
この時も自慢の髪の毛を視線で犯され、そのうえ恥ずかしい単語を口にして絶頂を迎えてくれた妻。
美しい妻の足元に輝く、フィニッシュを迎えた証の泉を見て私はすごく嬉しく、更に興奮は増すばかりだった。
妻はかなぐり捨てた羞恥心と辱(はずかし)められる悦びに、どこにも触れられずに大切に伸ばし続けている髪の毛を見られることだけで昇り詰めてくれた。
しかし、妻は少しだけ、ほんの少しだけだが満足していないみたいだ。”

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