撮影  〜第一章〜スタジオ


01

薄く流れるクラッシックの調べの中、麗子は両サイドを髪留めで留めたオープンロングの髪を誘惑するように肩口からかきあげる。
滑らかな白い肌は一糸纏わず、整った顔より大きいハリのある乳房は形良くツンッと上を向き、張り出したお尻やむっちりとした太ももは脂の乗った女性らしい柔らかさを醸し出す。
妖艶な微笑みと淑やかにはにかんだ笑顔の魅力を振りまきながら愛蜜でキラキラ光る無毛の秘丘も露にポーズを決める。
「いいよ〜セクシーだ」
カシャカシャ
「綺麗だ色っぽいよ最高だ〜もっと淫らにかきあげて」
カシャカシャ
「うふっ・・こう?・・」
アイドルのように可愛いらしい笑顔でさっきよりも多く髪をかきあげる。
「最高にいい・・綺麗だ・・・最高だよ・・」
全裸でシャッターを切る私は陰茎を屹立させ先端から透明な汁を滴らせる。
ここは私たちが暮らすペントハウスの1階にある撮影スタジオだ。

”私たちは出逢った翌日に写真館で記念に写真を撮っている。
妻の実家は何かあるとすぐに記念写真を撮影する。
正月、誕生日、何かの記念日といかにも上流階級らしい習慣だ。
撮影から半月後、出来上がった写真を見てその中で微笑む妻の美しさに私は一発で写真が好きになった。
それから二人で山ほど写真を撮ろうと決めた私は、早速、妻をモデルに写真を撮り始めた。
初めは他愛もないスナップだったが一週間ほど過ぎて妻の髪の毛の成長記録を撮ることを思い付く。
長い髪が好きな私のために伸ばし始めてくれた綺麗な髪の伸びていく過程を記録する。
その思い付きに妻も賛成してくれて最初に暮らし始めたマンションの使わない部屋をスタジオに改装したのだ。
その時から本格的なスタジオ撮影が始まった。
プロの写真家の監修で作られたライティング設備で私にもすぐに綺麗に撮影出来た。
それ以来、妻をモデルに撮影を続けている。”

話を戻そう。
今日は100枚以上撮影している。
「ちょっと休憩しようか・・・」
私は最新式のハイスペックデジタルカメラに繋いであるモニターの前の椅子に腰掛け、撮影したばかりの画像を見始める。
麗子も私の左隣に椅子を持ってくると甘えるように腕にしがみつき、モニターと私の顔を交互に見ている。
「うふっ・・どう?・・・OK?・・」
そう言いながら私の肩にキスを始める。
「私を見て感じてたんじゃない?・・・」
と、しなを作り、
「いいのよ・・写真じゃなくて生身の私を見て・・シャッターじゃなく・・ねっ・・」
言いながら私の手を自らの乳首に持っていく。
「あぁ〜ん・・素敵・・・」
「れ・・麗子さん・・・
今日の麗子の口調は自らリードするプレイを望んでいるようだ。
当然、それに乗っかる形でわざと「さん」付けで呼んでみる。
麗子は乗ってきたようで
「もういけない人ね・・新米カメラマンなのにモデルで興奮するなんて・・・」
「そ・そんな・・」
麗子は私の乳首をいじりながら、勃起した下半身を見つめて、
「そんなこと言ってもだめ・・・こんなになって・・・いやらしい人ね・・・」
私も合わせて
「許してください・・身体が勝手に・・・」
と、身をよじる。

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